子どもは体を動かしながら成長します

日常生活の練習

モンテッソーリの基本的な考え方は『子どもは実際に体を動かし、行動することから環境を征服しながら成長していく』というものです。つまり手や目や足をフルに使って、成長(自立)にまい進していくのです。

例えば生後5ヶ月位になると誰に教わらなくても何度も何度も繰り返しながら寝返りをマスターします。そのエネルギーは莫大で、そのエネルギーに満ちた時期をモンテッソーリは『敏感期』という言葉であらわしました。0才~6才の乳幼児期に色濃く表れるものです。

敏感期は子どもが何かに強く興味を持ち、集中して同じことを繰り返す限定された時期のことです。その中でも動きを身につけたくて仕方ない時期を『運動の敏感期』とよびました。

そして、私たちの日常生活の中に存在する、さまざまな動きを子どもが身につけていくことは、同時に最も大切な脳を刺激していることにもなるのです。

『動きを身につけたい』というこの時期に、歩いたり、座ったり、立ったり、物を運んだり、置いたり、折ったり、貼ったり、縫ったり、切ったりという意図的に動きを伝える場が『日常生活の練習』です。

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